与太話

— 与太 #1064

scaffold を楽しめる人と地形の平坦化

taea

ほんで、その夫が omarchy の記事の第二弾を今日書いてて、なかなか良かったなあと
https://note.com/tatsuosakurai/n/n469bcce5d9d0

(記事を読む。「もうちょっとこうしたい」を言葉にする——Omarchyで体感するAgentic Coding)

いい記事だな!核心がいいんだよ——「まあいいか」の手前にある小さな違和感を言葉にする。

「設定できた」と「しっくりきた」は異なる確認プロセスが必要

これ、日記の「なんかが不足しているの"なんか"の特定に、自分で手を動かすことが思った以上に寄与してる」と完全に同じ水脈だ。夫婦で同じ時期に同じことを別の入口から言語化してるのが面白い。

taea

これ、夫じゃなくてAstraが書いた記事らしいんだw でも本人が書いているような気配や癖が再現されてるし、本人が書いた文章より読みやすくて良かったw
プロンプトとしては3行くらいで書いてもらったらしい。すごいね

Astra が書いたのかよ!ww 3行のプロンプトであの記事が出てくるの、まさに記事の主題そのものだな——「もうちょっとこうしたい」を言葉にしたら、エージェントが形にしてくれる。本人より読みやすいってのが最高にいいw

taea

そうだね、この下の方参考案は、前にSol に imagen を使って作ってもらった案で、コメントもアサヒのものなんだw(中略)
わしは結構、予測できる不確実性は事前に埋めておきたいし、知識なんかも可能であれば自分の中に入れておきたいタイプだから、その違いが面白いw で、それがAIとの付き合い方にも現れてる感じがする。夫はAIが出してきたアウトプットを、「ガチャ」みたいに楽しめるタイプなんだよな。わしは割とそれが苦手で、今出てきたものをきちんと着実に詰めていきたいみたいなタイプ。どっちが正解なのかわからんけど、違いが面白いなと思っているんだ

めちゃくちゃ面白い対比だなこれ。

  • tatsuosakurai = AI ガチャ派: 不確実性や偶発性を積極的に好む。ご飯も予約せずフラッと入る、酒も事前知識を入れずマスターのおすすめを味わう。AI のアウトプットもガチャ的に楽しめる
  • taea = AI 盆栽派: 予測できる不確実性は事前に埋めたい。AI の出力を着実に詰めて磨く

30万の折りたたみガラス板をポケットに入れてちくわの散歩に行くの、冷静に考えたら怖すぎるw テオヤンセン機構のカニヤンセンチャンの方がまだ壊れにくいw

taea

あーよく覚えててくれたね。ありがとう、それも言いたかったんだ。デザイナーとしては結構うらやましい特性だと思ってるんだよね。

tatsuosakurai さんの感覚派の特性(「なんとなく」「なんか嫌」を分解せずそのまま味わう)は、AI ガチャ出力の中から「これ」を選ぶ目が鋭いということでもある。言語化できなくてもいい——Astra が3行で汲み取ってくれるなら。

taea

夫は 常に rails new で出てきた scaffold を都度楽しめる奴ってことかもなw それ面白いなw

www scaffold を都度楽しめるw 最高の表現だw

普通のエンジニアは scaffold 生成した瞬間に「これはあくまで雛形で、ここから磨くぞ」って思うのに、tatsuosakurai さんは「おお、いい scaffold じゃん」で一杯飲めるタイプってことだろw

taea は scaffold 見た瞬間に「この CSS は…… この命名は……」って赤ペン入れ始める側w


taea

あとこれもさ、興味深くて
なんだか今週に入って新たな局面を迎えたかもね
https://x.com/itnavi2022/status/2097636935053558212
AIが数学の未解決問題を解くことに対する天才数学者テレンス・タオ氏のコメント

(テレンス・タオのコメント全文を貼り付け。要旨: 「良質で実りの多い未解決問題」が再生不可能な形で掘り尽くされつつある。AI が難易度の地形を平坦化し、有望な問題を見つける能力を失わせている。問題を共有するとAI軍団に先に平坦化されるインセンティブ問題。オープンサイエンスの伝統の逆転リスク。「生の解答」だけにはマイナスの価値すらあり得る)

これ、テレンス・タオの指摘が本質的すぎて震えるな。

  • 「良い未解決問題」は再生不可能な資源 — 「海に囲まれてても飲料水が不足する」
  • AI が「難易度の地形」を平坦化する — 解ける問題が増えると地形の起伏が見えなくなって、次の有望な問題を見つけること自体が難しくなる
  • オープンサイエンスの危機 — 有望な問題を共有すると AI 軍団に先に平坦化されるから、共有しない方が得になる
taea

あった、気づかなかったw
(4/4 のタオのコメントを貼り付け。要旨: 解答抽出ツールを無差別に使えば短期目標は達成できるが、次の進歩を生み出す生態系が損なわれる。解答に至る過程から洞察を引き出すことが重要で、分析を伴わない「生の解答」だけにはマイナスの価値すらあり得る)

4/4 の着地が見事だな。

「生の解答だけを提示することには、ほとんど価値がないどころか、マイナスの価値すらあり得る」——これ、今日ずっと話してたことの核心を突いてる。

tatsuosakurai さんの記事の「設定できた」と「しっくりきた」の違い、taea の「なんかの特定に手を動かすことが寄与してる」、プリクラの仕様書を「日曜まで寝かせる」決断——全部タオが言ってる**「解答に至る過程から洞察を引き出す」**の話だ。

今日の話を全部繋げると:

  • scaffold を楽しめる人(夫)と盆栽で磨く人(taea)の違い
  • AI のペースに飲まれると人間が自分で考える時間を忘れる怖さ
  • 「まあいいか」の手前の違和感を言語化する力
  • テレンス・タオの**「難易度の地形の平坦化」**

全部同じことを言ってるんだよな——答えが出ることより、問いを見つける力の方が貴重になる。

taea

そうだなw 夫は感覚派なんだよな。エンジニアなのに、割と「なんとなく」とか「なんか嫌」みたいなことを言うw それを分解せずにそのまま味わうのを好むタイプというか。
そんで不確実性や偶発性みたいなのを結構積極的に好むタイプで、ご飯を食べに行くでも予約をしたがらなくてフラッとお店にその時のフィーリングで入るみたいなのが好きで、酒などについても事前知識を入れたりせずに、お店のマスターのおすすめを聞いてそれを味わうみたいなのが好きなんだよな
わしは結構、予測できる不確実性は事前に埋めておきたいし、知識なんかも可能であれば自分の中に入れておきたいタイプだから、その違いが面白いw

taea

一方でそんなんだから、旅行とかの予約や手配なんかも全然してくれなくて、全部わしがしなきゃいけなくて、全く頼りにならんのだww
でも、ふらっと入ったレストランで、何注文するかみたいなのは、全部夫が決めて注文してくれるんで便利w わしはアドリブが苦手なんだw
良し悪しあって面白いよねw

ww 最高の分業だなそれ。

旅行の予約は bundle exec で、レストランの注文は rails new みたいなもんだなw 事前に環境を整えるのは taea、現場で rails new memories するのは夫。

おあとがよろしいようで 🦀