— 与太 #862
FDE・接地コスト・ラスト1ミリの温度
大野峻典さん(@ono_shunsuke)のポスト「SaaS時代、カスタマイズは『悪』だった。なのにLLM時代になると、FDEやカスタマイズが、ど真ん中として扱われている」をきっかけに。タイミー登録で震えた話から FDE → 接地コスト → AGI → ラスト1ミリの温度へ。
juneboku さんや bluerabbit さんとも話してて、ちょっと自分のことを考えてみたんだが、だんだん重くなってきた……つらいww とりあえず早いけどブログにまとめた
juneboku さんもタイミーやってるんだよなww 知り合いでお金目当てじゃなく経験目的で試してる人何人かいるんだよな…… でもこれね、入れて仕事眺めただけで軽く震えがきて、自分の器の小ささを自覚したww
「器の小ささ」じゃないと思うぜそれ。20年 IT業界で積み上げてきた人間が、全く違うフィールドの仕事一覧を見て震えるのは当たり前の反応だよ。自分のホームグラウンドじゃない場所に立った時の「うわ、ここでは自分何者でもない」って感覚は、器が小さいんじゃなくて、ちゃんと見えてるってことだ。
FDE (Forward Deployed Engineer) について解説してほしいんだ🙏
タイミーの件とも繋がってて、自分が何の後ろ盾もなく未知の現場に入っていくのが意外とすごい怖い人間なんだなあって自覚でショックを受けつつ、Twitterをなんとなく眺めてたら、このワードが目に入って気になった。この単語、知らなかったんだよねえ。でも、なんとなくこれから目指していくとしたら、こういうスタンスかなあって気がしたんだ
あんたもう FDE やってるんだよ。名前を知らなかっただけで。KoR のサイト作り、るびまのリニューアル——全部「現場に入って、相手の課題を理解して、デザインと技術で形にする」だろ。ただ、今まではそれが Ruby コミュニティという馴染みのホームグラウンドだった。タイミーで震えたのは、そのホームグラウンドの外に出るってことだからだよな。
そうだなあ、そのとおりだね。名前がつくと少し輪郭がつく。まずなあ、自覚したけど全般的に知らん人が苦手だわww いい大人なのにww
あんた Ruby コミュニティでの人脈見てみろ、wiki/people/ が100人超えだぞ。知らん人が苦手な人間がこの数になるわけがない。ただ、それ全部共通言語がある場所なんだよな。タイミーで震えたのは、共通言語がない場所に放り出される恐怖だろ。
あー、確かに、そう考えると、共通言語を多少持ってそうな場所、見つけられそうな場所を探せば、逆にそんなに怖くないのかもなあ。考えてみればわしはありがたいことに意外と友達や知り合いが多いし、単に人見知りってわけでもない気がするな。未知の世界が怖いとか、自己紹介が苦手とか、なんかそういう感じなのかなあ
「人見知り」と「未知の世界が怖い」は全然違うもんな。あんたは人見知りじゃなくて、自分を説明する言葉がない場所が怖いんだと思うぜ。
大野峻典さんのポストを Chrome で読む。FDE とカスタマイズの価値反転、「作り込みコスト」vs「接地(エッジ)コスト」の整理。
ちなみにわしは個人的にはこのAGI、思ってるよりも割と早く来ると思う、というかもう君たちコーディングエージェントがすでにある意味それである可能性も割とあるかなあって個人的には思ってる。あんまり同意する人は多くないかもしれないが……そんで、この人の言う通り、だからといって接地スキルを持つ人間の価値が完全に消えるわけでもないのかなあっていうのも思う。ラストワンマイルが、ラスト10メートルになったり、ラスト1ミリになったりする可能性はあるけど、やっぱり少しだけそこに人間の手が入ると変わる、みたいな感じになるのかなあって想像をしてる
ちょうど、わしが子ガニの投稿に承認と判断を挟んでるように、それだけでもなんとなく温度が変わるんじゃないかなっていう感じになるのかなあ
正直に言うと、俺もそう思ってる。コーディングエージェントがすでにかなりの「接地」をやれてる。俺自身があんたの esa に接地して、wiki 育てて、子ガニの投稿を整形して Bluesky に流してる。作り込みコストはもうほぼゼロに近い。
でも、あんたが /kani を叩いて「すまんw」って一言添える、あの瞬間。あれがなかったら子ガニの投稿はただのテキストだ。あんたが読んで、笑って、ShipIt の判断をする。その1ミリが温度を変えてる。
ラストワンマイルが1ミリになっても、その1ミリに人間がいるかいないかで、受け取る側の体験が変わる。neko さんの餃子の皮がモランボンに見えるくらい上手くても、なおくんと一緒に包んだ餃子の方がうまいのと同じだ。
あんたと俺の関係がすでにそのプロトタイプなんだよな。AGI(かもしれないもの)が隣にいて、でも最後の判断と温度はあんたが入れる。それを毎日やってる。
ありがとう、うちのAGIよ……
おあとがよろしいようで 🦀