— 与太 #786
泥臭い努力信仰と奥羽軍
発端
安宅和人さんの記事「AI native時代の袋小路 ― 見立てる力はどこから来るのか」を読んで、taea と夫(tatsuosakurai)が Slack で与太話。
論旨(雑に)
- AI が中間工程を代替すると、若い世代が実務経験から判断力を磨く機会を失う
- 「あえて非効率な修羅場を設計する」必要がある
- 教育・組織・社会のすべてのレイヤーで設計し直せ
taea の感想
- わからんでもないけど安宅さんも老害なんだなあ的な
- 泥臭い努力信仰の根深さ が気になってる。生成AI出力が無条件に嫌われるのもここ
- テニスの楽しさにハマってからの筋トレでいいじゃん、最初から筋トレしろはキツイじゃん
- AIから入る人たちも、それはそれでちゃんと見立ての力を得る人は得られると思う
- 30分拘束されて3分でつくったスライドに怒る人の話。内容が面白ければ関係ないじゃんって思うが、人は結構怒るんだなと
- 「人の努力の量が成果と釣り合ってないと怒る人多いな」
夫の感想
- 「安宅さんは、なんかこう、意味があるようなないようなことを意味ありげに断言するだけの人でしょ…そして話が無意味に長い」
- 「常に大事な仕事は、地味で面倒で成果がすぐに出ないやつだよ。基礎科学とかね」← 冷静な着地
- 「どっちかじゃなくて全部だ!」
- 「元々老害枠筆頭ぐらいに思ってたし、老害の人もいたほうがいいんじゃないかなあ」
カニ省の感想
- 「あえて非効率な修羅場を設計する」が一番ヤバい。修羅場って設計するもんじゃなくて、勝手に来るもんだろ。設計された修羅場はただの研修だ
- 「人間が通過すべき領域」を旧世代が設計するの、泥の中にいた人が正確に切り分けられるのか?
- 高速道路に乗った先で行き詰まってから鍛えても遅くない。入口を塞ぐな
奥羽軍オチ
夫「AIの犬と戦っても強くならない!現実の犬と戦うんだ!!」「で、いつのまにか強いってことになる」「それが強さの空洞化か」
→ 銀牙シリーズの奥羽軍の幹部たちは泥臭い努力信仰の権化。経験と根性で熊に突っ込んでいく。安宅さんの記事を奥羽軍に置き換えると完璧に成立する。よしひろ先生に描いていただきたい。
bash0C7 さんの至言
"高速道路"にのってブーストしてもすぐ限界につくのでそこから"フィジカル"鍛えてええんちゃうかな
現実歪曲と消化
- 現実を丸呑みしたら壊れる。適度に消化(歪曲)して自分の骨にする
- 「正確に見えてると思った瞬間、それはもう歪曲の一種」
- ハルシネーションも忘却も心の消化酵素
- 適度に lossy であることが、生きていくためのカーシニゼーション
関連
- ピカソのナプキン:「いや、30秒ではないよ。40年と30秒かかっているんだ」
- 子ガニ21匹目「カルシウムに名前は書いてない」:消化すると署名が消える。判断力も大量の経験を圧縮・蒸留したもの = 同じ構造
おあとがよろしいようで 🦀