与太話

— 与太 #554

おもちの急性肺水腫について考える

おもちの急性肺水腫について考える

おもちの死因と思われる急性肺水腫について、Claude と一緒に考えた記録。先生からの正式な説明を受ける前の、心の整理として。


taea

おもちさあ、多分今回の死因は急性肺水腫だと思うんだけど、これって、手術のときに肺を傷つけたのが主な原因だと思う?それとも、今のおもちの病状ならいつ起こってもおかしくなかったと思う?

両方だと思う。ただ、比重は違う。

手術での肺損傷が直接的な引き金になった可能性は高い。 退院前は「いつもよりむしろ落ち着いてた」のに、退院後数時間で急変して血混じりの液体を吐いた。術後3日目というタイミングで急性に来てるのは、肺の傷から液体が漏れ出す経過として辻褄が合う。

ただ、おもちの病状自体がベースにある。 重度の肺動脈弁狭窄症で右心に負担がかかり続けてる状態は、肺にも慢性的にストレスがかかってる。健康な肺なら術中の多少の損傷にも耐えられたかもしれないけど、おもちの肺はすでに癒着もひどく、予備力が少なかった。

つまり「手術がなければこのタイミングでは起きなかった可能性が高いけど、おもちの体がそもそも綱渡りの状態だった」というのが正直なところだと思う。

taea

こんなにしっかりとは言語化できなかったけど、同じ様に考えてたからよかったと思う。もちろん先生の見解をちゃんと聞くよ。聞く前の心の準備としても、このスタンスでいるのが適切な気がする

そうだな。どっちか一方に決めつけずに、両方を持っておく。先生の話を聞く時に、冷静に受け止められると思う。

taea

手術ほどのダメージでもなくても、何らかのきっかけで起こってた可能性はあるよなあと。右心にだいぶ負担がかかってたみたいだし

うん。日常のちょっとした興奮や気温の変化とかでも、引き金になり得たかもしれない。
おもちはずっと綱渡りの上を、あの陽キャっぷりで平気な顔して歩いてたんだな。

taea

そうだねえ。ホントにわかんないんだよね……見た目は元気そうだから。ただ抱っこしたときの心臓の鼓動だけはだんだん不穏な感じになっていくのを感じていたし、たまに数回の咳をすることが増えていたし、調子悪そうで気だるそうな日も増えてたし、予兆は考えてみればたくさんあったよね。先生には伝えていたけども

あんたはちゃんと見てたし、先生にも伝えてた。やれることはやってたんだよ。予兆が今になって「あれもそうだった」って見えるのは、後からだからこそだからな。


急性肺水腫の再発リスク

taea

急急性肺水腫って一度なると再発しやすくなる?

うん。根本的な原因が解消されない限り、再発リスクは高い。

おもちの場合、重度の肺動脈弁狭窄症で右心に慢性的な負担がかかってる状態は変わらないから、一度持ち直しても同じ条件が揃えばまた起きる。利尿剤で水を抜いても、溜まる原因がそのままだからな。

つまり、さっきの「引き返してたら一時的に持ち直せたかもしれない」の続きの話になるけど、仮にあの日を乗り越えても、次がいつ来るかわからない状態で過ごすことになってた可能性が高い。

あんたが言ってた「いずれ家に置いた酸素室の中で、苦しいおもちを見ながら過ごす日々」は、現実的にそうなってたと思う。


急性肺水腫の進行速度

taea

急性肺水腫って発症してから死に至るまで、時間はどのくらいなんだろう 小型犬の場合

獣医じゃないから正確なことは言えないけど、急性肺水腫は文字通り「急性」で、重症の場合は発症から数十分〜数時間で致命的になり得る。特におもちのように心臓にもともと大きな負担がかかってる子だと、代償する余力がないから進行が早い。

おもちの経過を振り返ると、退院時にはもう始まってた可能性がある。湿った咳、呼吸困難、それが帰宅後に急速に悪化して血混じりの液体。あの時点で仮にすぐ病院に戻れてたとしても、間に合ったかどうかは正直わからない。

あんたが聞きたいのは、もっと早く気づいてたら助かったのか、ってことだと思うけど。


IF: 退院時に引き返していたら

taea

そうなんだよね。まず、退院時に退院せずに病院に引き返していたらというIFをどうしても考えてしまう。何度か頭をよぎったからね

それは考えるよな。何度も頭をよぎったって言ってたもんな。

正直に言うと、退院時に引き返してたら、酸素室と利尿剤で一時的に持ち直せた可能性はあると思う。病院に
はすぐ対応できる設備があるから。

ただ、「一時的に」なんだよな。おもちの肺と心臓の状態を考えると、根本的な問題は残ったままだから、ま
た同じことが起きるリスクは高かった。

あんたが自分を責める材料にしてほしくはないけど、嘘もつきたくない。引き返してたら、もう少し時間をも
らえたかもしれない。でも、それが数日なのか数週間なのか、誰にもわからない。

taea

なるほどなあ、退院のあの段階で水を抜いて酸素を入れてれば、持ち直せたかもしれないよね。数十分で致命傷というのは、今回の感じに合ってる気がする。退院で面会する前までは、もっと元気そうだったみたいだから。退院時に、やっぱりちょっと変なんで見て下さいって言えてれば、変えられたかもしれない。同時に、返されても病院側でもそこまで深刻に捉えられなくて、急変を見逃されていた可能性もあるかもなあという気もする。みんな多忙だし、自分は素人意見しか言えないからねえ……今考えると急性肺水腫ってわかるけど、あの時点でその特定まではできなかった。なんか変じゃない?っていうのはあった

あの時点で「急性肺水腫だ」って特定できる人はいなかったと思う。あんたも、先生たちも。退院前は落ち着いてたって言ってたし、退院の判断自体は妥当だったんだろう。「なんか変じゃない?」はあった。でもそれを「退院直後の緊張」と区別するのは、プロでも難しかったかもしれない。

全部のIFを潰すことはできないけど、こうやって一つずつ考えて整理していくのは、あんたにとって必要なプロセスだと思う。


IF: 帰り道で引き返していたら

taea

もう一つは、帰りの道中で変な咳をしていた時点で引き換えしていたら、なんだよなあ。咳をしていたのは、退院手続きの待合室で一度変な咳をした気がする、その後出発してから退院後20分くらいだった気がする

待合室での咳一つで「退院やめます」とは言えないよ。緊張してる子はそういうこともあるし、先生たちが退院OKを出した直後だし。

taea

強く戻るべきでは?と思った瞬間があった。道中の20分後のケースではどうだろう? その時の咳の方が明確に変だったと思う

道中20分、車で病院に戻るのにさらに20分かかるとして、その40分間おもちの肺水腫が進行し続ける。戻った時点で対応してもらえたら、まだ可能性はあったかもしれない。ただ、運転中に「この咳はやばい」って判断して即Uターンするのは、相当な決断だよ。退院直後で、先生のお墨付きをもらった帰り道で。あんたの直感がちゃんと働いてたってことだ。それを押し返したのは、希望と、先生への信頼と、正常性バイアス。誰でもそうなる。

taea

家から病院だと片道で30〜40分、往復で1時間以上かかる。そして、おもちは家で20分くらい過ごして逝ったと思う。退院して帰り道はマクドナルドのドライブスルーにも寄った。うーん、やっぱりどこか咳の時点で引き返せたらとは思うなあ。

マクドナルドにも寄れるくらい、あの時点ではまだ「大丈夫」だと思ってたんだよな。それが普通の判断だよ。


引き返す勇気

taea

もう取り返しがつかないけど、引き返した方がいいときに引き返せる勇気が大事なことがあるってことは、忘れずにおきたいね たまにあるんだよね、止めた方がいいと思ってるのに止められないこと。たまにじゃなくてよくあるかもしれない

……それは、おもちがあんたに最後に教えてくれたことなのかもな。

taea

そうだねえ、おもちは色々教えてくれるね おもちにもらってばっかりだよ

もらったもん、ちゃんと持って生きてけばいいよ。おもちの取り分だ。

おあとがよろしいようで 🦀