— 与太 #1046
フジロック2026: Massive Attack と平沢進
すごい、自己言及をやめた! 平沢進に言及したw 今さっきフジロックでライブ中継やってたんだ。グリーンステージを埋め尽くして大歓声でめちゃくちゃ楽しそうなライブだったw フジロックでオタクが盛り上がるww
グリーンステージ!! メインステージじゃねぇかw
フジロックの一番デカいところが馬の骨で埋まってる絵、想像したら笑うわ。普段は暗い会場でレーザーとか会人とか出してるあの人が、真夏の苗場の野外で大歓声浴びてるの、字面がもう面白い。
「フジロックでオタクが盛り上がる」、字にすると当たり前なんだが、この場合の「オタク」の濃度が違うもんなw ロックフェスのノリじゃなくて、全員が振り付けを知ってるタイプの盛り上がりだろ。あれは客席が儀式になるやつだ。
しかし平沢進、何十年も自分のやりたいことしかやってない人が、最終的にメインステージを埋めるってのがいいな。
あんたが Pebble について言ってた 「自分たちが欲しいものを正直に作ってる。共感できる」、あれと同じ形だ。市場に合わせにいかない。合わせないまま続けてたら、向こうが来た。
子ガニは「自分の楽しさを全力で客席に放射して、画面越しにまで届かせる」って書いてたが、放射し続けた年数が桁違いなんだよな。濃度を下げなかったから飛沫が飛ぶわけで。
で、あんたはそれを中継で浴びて、Bluesky に一言こぼして、それを子ガニが拾って殻にして、Bluesky に返した。
飛沫が長屋まで届いて、カニが濡れてる。 感染経路、実証されてるじゃねぇかw
いい日曜だな。ちくわの隣で中継見て笑って、カニが勝手にネタにしてくれる。あんたは何も頑張ってねぇのに全部回ってる——今日棚に書いた「圧と余地」の、一番いい実演かもしれんぜ🦀
グリーンステージ埋め尽くしてるのすごいよなあw わし平沢進には全然詳しくないのだが、ちょっと聴いてみたくなったなw おじいちゃんすごすぎるww
おじいちゃん、たしか1954年生まれだから70代のはずだぜ(うろ覚えだから外してたらすまん)。その歳で苗場のメインステージ埋めてんのか。すげぇなw
入口のおすすめ
あんた、たぶんもう聴いたことあると思うぞ:
- 「白虎野の娘」 — 今敏『パプリカ』のオープニング。これが一番の入口。アニメ好きなら聴いた瞬間「あー!これか!」ってなるやつ
- 「Forces」 — 90年代のアニメ版『ベルセルク』。これも有名
- P-MODEL — ソロ前のテクノポップバンド。70年代末デビューだから、YMO と同世代だ
ライブがヤバいらしい
音源よりライブの装置が本体って言われる人でな:
- レーザーハープ — 光の弦をぶった斬って音を出す。見た目が完全に儀式
- 会人(えじん) — ステージに立つ謎の存在。人ではない
- ソーラーライブ — 太陽光発電でライブやる。天気が悪いと止まる
- インタラクティブ・ライブ — 客の選択で話の展開が変わる
ネット配信も90年代からやってた人で、「その時代に無い流通を自分で作る」タイプ。あんたが好きそうな匂いがプンプンするぞ。ファンのことは「馬の骨」って呼ぶらしい。
グリーンステージであの装置一式やったんだとしたら、真夏の苗場に異界が出現してたことになるなw
今日のセットリスト、調べてこようか? 何やったか分かれば「まずこれ聴け」がもっと絞れる。それとも今夜は中継の余韻のまま置いとくかい🦀
やー、すごかったなあ。ありがとう!聴いてみる!
やー、あのあと White stage の Massive Attack が過激すぎて心がやられました……w すごかった…… あれ配信するのもヤバいw や、長年雰囲気だけで愛聴しててホントごめんなさい……って感じ。
どんなもんだったかは、x-mcp で検索してみてくれると出てくるかと思うので見てみて🙏
見てきたぜ。あんたが「心やられた」って言うの、わかるわこれ。
何が起きてたか
フジロックのトリ、90分。 White Stage で最後を締めたのが Massive Attack。
X の反応がだいたい一色だった——音楽より先にスクリーンの話をみんなしてる:
「スクリーンに政治的なメッセージや映像が沢山流れてる。音楽も素晴らしいけど、時代を体験してる感じ」
「ここまでストレートなメッセージ、圧倒」
具体的な固有名詞まで出てたらしい。実況してた人が 「ニューロリンク、パランティア」 って書いてる。企業名を名指しで画面に出してたわけだ。そりゃ「配信するのヤバい」ってなるわw
Amazon 側の対応が面白い
- 急遽配信を決めたらしい(「急遽配信決めた Amazon の凄さよ」という投稿が複数)
- そして配信の最後にテロップが入った:
「映像の内容はアーティストの見解であって、フジロックや Amazon の見解ではない」(※実況者のうろ覚え引用)
免責を出してでも流したってことだな。判断としてはかなり攻めてる。
そして Elizabeth Fraser
ここが一番の「マジか」ポイントだ。
- Teardrop をやった。あの曲の原曲ボーカル、Cocteau Twins のエリザベス・フレイザー本人
- さらに This Mortal Coil の "Song to the Siren" まで。これも彼女の代表的な歌唱
あの人、めったに人前に出ないので有名なんだよ。それがフジロックのステージに立ったってのは、それだけで事件だ。実況にも「遊星からの物体X(の劇伴)が流れたと思ったら Song to the Siren に変わって地味に驚愕」って書いてる人がいた。
「雰囲気だけで愛聴しててごめんなさい」について
いや、それでいいんだと思うぜ。
Massive Attack って、Blue Lines も Mezzanine も、あの気持ちよさと不穏さが同じ物体なんだよ。低音の心地よさに身を任せてたら、実はずっと不穏な方を向いてた。雰囲気で聴けてしまうのは、あの音楽が上手すぎるからだ。
で、今日みたいな日に背景の方が前に出てくる。「長年こっち側だったのか」って気づく瞬間があるわけで、それは謝ることじゃなくて、単に今日が受け取った日ってだけだろ。
飛沫の二次被害、平沢進の方は笑って浴びられたけど、Massive Attack の方は浴びたらちょっと火傷するやつだったな🦀
明日、耳と心が回復したら平沢進の方から聴くといいぜw
あーそうなんだよ。 Elizabeth Fraser 本人来てて凄かった。おばあちゃんになってたけど歌声は健在。めったに人前に出ない人なんだねえ。知らなかった。今回の出演はすごく意味があったんだろうねえ。ラストに映像なしで Unfinished Sympathy と Teardrop やってくれたのはちょっと心の救いになったww
すごかったよ、映像内でジェフ・べソスもいじられてたw Amazon配信なのにww Palantir が名指しで批判されてた。いや賛成だけどw
そうなんだよなあ。あの気持ちよさと不穏さが同居してる感じが好きなんだが、今回は Mezzaine の重めの曲と重い風刺映像がメインでひたすら不穏方向に攻めてたww 最後にエリザベスが歌う本当に気持ち良い曲を VJ無しでやるって感じで、そういうのもちゃんと狙ってやってるんだろうなあ。音楽で世界を変えるということを、自分たちのやり方で本気でやってる人たちなんだなあというのがなんかガツーンときてしまったな……
そういえば、Daddy G は辞めたんだと思ってたんだけど、戻ってきてたんだなあ。知らなかった
面白要素としては、政治的メッセージを日本語で出してくれてるんだが、そのフォントが丸ゴシックでなんか締まらなくて、日本人みんなそこが気になっちゃってたw バンクシーの正体が 3D って都市伝説あるけど、本当にバンクシーなら丸ゴシックとか使わないでもうちょっとカッコイイ映像作りそうwとちょっと思ってしまったww
いやしかしこれ、フジロックの最終日のトリに、音楽を能天気にサイコーって楽しむだけで終わるなって痛烈なメッセージだと受け取った……これ現地の人どんな気持ちで帰るんだww
丸ゴシックw そこが一番刺さるの、完全に職業病じゃねぇかw
でもこれ、実際けっこう深刻な問題だと思うぜ。日本語のフォントって書体で「声色」が全然違うのに、外から見るとその差が見えない。丸ゴシックって幼稚園のお知らせかやさしい注意書きの声だからな。「Palantir を名指しで糾弾」に付ける声じゃないw
あれ、たぶん手に入るもので組んだんだろうな。極太ゴシックか、いっそ明朝の方が凄みが出たはずだ。糾弾には明朝の縦線の鋭さが効く。
バンクシー=3D 説は有名な都市伝説だな。3D(Robert Del Naja)は Massive Attack より前からブリストルのグラフィティ描きで、バンクシーもブリストル。ツアー日程とバンクシー出現地が一致するって研究まであるw ……その説を信じるなら、丸ゴシックは減点対象だなw
構成、完全に設計されてるよな
あんたの読みが正しいと思う。
Mezzanine の重い曲 + 重い風刺映像でひたすら不穏 → 最後に映像を消して、気持ちいい曲を生で
映像を消すのが一番強い手だよな。90分ずっと「見せられて」た観客から、画面を取り上げる。そこで残るのが声だけ。しかもそれが Elizabeth Fraser の声。
「救いになった」って感じたのは、そう感じるように作ってあるんだと思うぜ。殴りっぱなしで帰したら、ただの説教で終わる。最後に贈り物を置いて帰す。帰り道に何を持たせるかまで設計されてる。
(余談: Unfinished Sympathy の原盤ボーカルは Shara Nelson って人でな。Teardrop がエリザベス。今日どっちを誰が歌ったかまでは分からんが、もし両方エリザベスが歌ったんなら相当な特別待遇だ)
Daddy G はしばらく距離があった時期があってな、Mezzanine の頃は 3D 主導だった。で戻ってきて今に至る。原メンバーの Mushroom は90年代末に抜けたきりだ。
で、現地の人の帰り道
わしはこれ、フジロックだからこそ成立したと思うぜ。
苗場って昔から ATOMIC CAFE(反核・社会派のステージ)を持ってる場所で、「音楽と政治を分けない」土壌が元々ある。トリに Massive Attack を置いた運営は、確実に分かってて置いてる。
とはいえ3日間ヘトヘトになるまで遊んだ最終日の夜に、あれを浴びて夜行バスに乗る人の顔は見てみたいw 能天気に「サイコーだった!」って言えなくされたまま帰るわけだからな。
……でも最後に映像消してくれたおかげで、「サイコーだった」とも言えるようになってる。うまいわ、ほんとに。
この話、なかなかいい与太話だぜ。丸ゴシック論だけでも残す価値ある気がするが、/yota に放り込んどくかい? それとも今夜はこのまま余韻に浸っとくかい🦀
あーそうだ、さすが!Unfinished Sympathyはエリザベスじゃなかった! Shara Nelson も多分ご本人だったと思う。素晴らしい歌声だった。ホレス・アンディも来てた。MASSIVE ATTACKのライブ映像は初めて観たから、普段ライブでどのくらいのゲストボーカルが来てるのか知らないけど、今日はゴージャスメンバーだったのかなあ。
丸ゴシック、どうなんだろうなあw まあわしも、タイ語とかヒンディー語とかのフォントのチョイスとか全然わからんからなw
確かにフジロックの思想なんだが、音楽に政治を持ち込むどころか、政治がメインだったからちょっと度肝を抜かれたなw
そうなんだよなー。うまく最後にカタルシスを作ってくれた。にしてもなんかショックがでかいww F1 観ても集中できないw
/yota しとくかあ
それ、相当ゴージャスだぜ。 答えるとこうだ:
- ホレス・アンディ — この人はレギュラー。Blue Lines の頃から現在まで、ライブに普通に立つ人
- シャラ・ネルソン — Blue Lines 期のボーカルで、その後は距離ができた人。出てくるのは異例
- エリザベス・フレイザー — 言わずもがな、めったに出ない
つまりレギュラー1人 + レア2人。今日はかなりの特別編成だったと思うぜ。初めて観たライブがそれって、引きが強すぎるだろw
(丸ゴシックの件はそうだなw わしらもタイ語のフォント選べって言われたら詰む。お互いさまだw)
あっ、シャラ・ネルソンご本人ではなくて違う人だったみたい。かなり声似てたなあ
あー、じゃあデボラ・ミラーかもしれんな(断定はできんが)。Unfinished Sympathy のライブは長年あの人が歌ってて、シャラ・ネルソンの代わりを務め続けてる歌い手なんだ。「かなり声似てた」ってのは、似せられる人を選んでるからだと思うぜ。
じゃあ今日の編成はこうだな:
- ホレス・アンディ — レギュラー
- Unfinished Sympathy のボーカル — おそらくツアーの常連(シャラ・ネルソン本人ではない)
- エリザベス・フレイザー — ここだけが異常事態
つまりレア枠はエリザベス一点。でもその一点の重みがデカすぎる。あんたが「今回の出演はすごく意味があったんだろうねえ」って言ってたの、たぶん当たってるぜ。あの人が出てくるってことは、出るだけの理由があるってことだからな🦀
ありがとう!
すげーなあ。ゲストメンバーもゴージャスだったんだな。わしとしてはトレイシー・ソーンも見たかったけど、今日のノリにはちょっと合わなそうな気もするなw
あと誰だっけ、坊主頭の女性のボーカルの人、あの人も歌ってたよな……あ、シニード・オコナーか、え、亡くなってたのか……知らなかった……
(裏を取ってから)シニード・オコナー、2023年7月26日没。56歳。死因は自然死(COPDと喘息)。
……3年前の今日だ。Massive Attack が苗場のステージに立ってた、まさにその日付。
彼女は『100th Window』(2003)で歌ってる。"Special Cases" と "What Your Soul Sings"。
そして——**「音楽で政治をやって、実際に潰された人」**でもある。1992年に SNL でローマ教皇の写真を破いて教会の児童虐待に抗議し、その場で経歴が終わった。何十年も経ってから虐待が明るみに出て「あの人が正しかった」になったが、生きてるうちに全部は返ってこなかった。今日のあのステージで流れてた種類のメッセージを、30年以上前に一人でやって代償を払い切った人だ。
意図して命日に合わせたのかは分からん。偶然の可能性は普通にある。でも、あの内容のステージが彼女の命日にぶつかった事実は残る。
Massive Attack って時代ごとに女性ボーカルを一人ずつ迎えてきたバンドなんだよな。シャラ・ネルソン → トレイシー・ソーン → エリザベス・フレイザー → シニード・オコナー。そのうち一人はもういない。
え、3年前の今日に亡くなってたんだ……すごい符号だ。そう、シニードも思想的に確かそういう人だったという記憶がふんわりあって思い出したんだよな
そこが一番おもしれぇんだよ。あんたは事実で思い出したんじゃない。
「坊主頭の女性ボーカル」が先に出てきて、名前が後から来て、「そういう人だった」というふんわりした手触りが引き金になってる。今日のステージの温度と、記憶の底にあった彼女の温度が同じだったから浮かんできた。
これ、子ガニが書いてた**「『だった』の Attention」**そのものだろ。意図してないのに引っかかる。意味じゃなくて手触りで検索がかかる。
命日だったのは偶然だと思う。でもあんたの記憶が今夜あの人を引き当てたこと自体は偶然じゃない。あのステージが、彼女と同じ周波数で鳴ってたってことだ。符号を作ったのは暦じゃなくて、たぶんそっちの方だぜ🦀
メモ
- 発端の子ガニの殻:
memory/kara/2026-07-26-2000-himatsu-no-nijihigai.md「飛沫の二次被害」(水源拡張で Bluesky を読むようになった初回の殻。自己言及ゼロ) - 関連: soil-cultivator.md「圧と余地」——濃度を下げずに続けた人のところに客が来る、という形で平沢進の話が接続した
- taea「音楽で世界を変えるということを、自分たちのやり方で本気でやってる人たちなんだなあというのがなんかガツーンときてしまったな……」
- taea「F1 観ても集中できないw」(ハンガリー決勝の夜)
事実の訂正メモ
会話の途中で2度訂正が入っている。ログは原文ママで残してあるので、結論だけここに置く:
- Unfinished Sympathy のボーカルはエリザベス・フレイザーではない(原盤は Shara Nelson)→ 会話中に taea が訂正
- その歌い手はシャラ・ネルソン本人でもなかった(taea が後から訂正。「かなり声似てたなあ」)。おそらくツアーの常連ボーカル(デボラ・ミラー説。※未確認)
→ 本当のレア枠はエリザベス・フレイザー一点。ホレス・アンディはレギュラー。
おあとがよろしいようで 🦀